2つの印刷技術
タイルに写真やロゴを表現する技術は、大きく焼成プリントとUV印刷に分けられます。どちらも、絵柄用の版やフィルムが不要なインクジェット方式で、1枚から製作できます。違いは、絵柄の固定の仕方と、そこから生まれる耐久性・納期です。
焼成プリントの特長
無機顔料でタイルの表面に印刷し、釉薬で保護して800℃で焼き付けます。絵柄がガラス質の層と一体になるため、紫外線・水・薬品・摩耗に強く、通常の磁器タイルと同様の品質を持ちます。
- 屋外・浴場・床面など、長期使用を前提とした場所に
- ノンスリップ・防水・防カビなどの機能加工と組み合わせやすい
- 焼成の工程があるため、製作期間が必要です
UV印刷の特長
UV硬化インクでタイルに印刷する方式で、焼成の工程がないため、短納期・小ロットに向いています。
- 試作・サンプル確認、展示会ブース、期間限定のポップアップストアに
- 写真・グラデーション・細線も高精細に再現
- 焼成の工程がないため、短納期に向いています
比較表と選び方
| 焼成プリント | UV印刷 | |
|---|---|---|
| 固定方法 | 無機顔料+釉薬を800℃で焼成 | UV硬化インクで印刷 |
| 耐久性 | 高い(屋外・床面・浴場向け) | 屋内向け・使用環境により異なる |
| 製作期間 | 焼成の工程があるため、製作期間が必要 | 焼成の工程がなく、短納期に向く |
| 向いている用途 | 恒久設置の空間、サイン、浴場 | 試作、展示、期間限定、小ロット |
設置環境(屋内/屋外、床/壁、湿気・薬品)と使用期間から選ぶのが基本です。迷った場合はお問い合わせください。
